ダイニンテックは50年間、粉末治金法による粉末成形焼結合金部品 製造を専門としています。
株式会社ダイニンテックはこれら工程に加え、材料手配、金型設計、包装、配送手配全て自社一貫体制で行っております。
Proud to introduce
工程1
製造する部品の性質に合わせて粉末金属を決められた割合で配合します。 また、希望で追加する粉末があれば、内容に応じて混合機で均一に混ぜ合わすことも可能です。
工程2
粉末を配合・混合したら成型加工をします。 金型に金属粉を充填して上下方向から加圧する事で、金属粉を押し固めます。 金属粉末を型で成型加工したものを、粉末成型体やグリーン体と呼びます。 成形加工した段階の成型体はもろく、手で簡単に割れるほどです。
工程2
粉末を配合・混合したら成型加工をします。 金型に金属粉を充填して上下方向から加圧する事で、金属粉を押し固めます。 金属粉末を型で成型加工したものを、粉末成型体やグリーン体と呼びます。 成形加工した段階の成型体はもろく、手で簡単に割れるほどです。
工程3
成形加工をしたら、次に焼結に入ります。 金属がとける少し手前の温度、弊社では1110℃で焼結炉にて加熱します。 加熱する事で粉末金属に拡散現象が起こり、隣り合う鉄粉が接合し強くなります。 焼結炉内は、雰囲気ガス(都市ガス=プロパンガスを編成し)で満たされていますので成型品の酸化を防いでいます。
工程4
焼結を終えると、必要に応じて加工をします。 弊社では、寸法精度が必要な場合、切削/旋削/研磨/サイジング等の加工を行います。 さらに硬度を向上させたい場合などは、浸炭焼入れ/焼戻しを社内にて行うことが可能です。
工程4
焼結を終えると、必要に応じて加工をします。 弊社では 、寸法制度が必要な場合は、サイジング加工や研磨加工などを行います。さらに硬度を向上させたい場合などは、浸炭焼入を行う事も可能です。
よくある質問をまとめました。その他の気になるところがありましたらお気軽にお問合せ下さい。
A.
焼結製品の2次加工の充実さ、またそれら全て社内で一貫で行えることが弊社の強みです。 マシニング加工・NC旋盤加工・円筒研磨などの仕上げ加工、そしてカシメなどのアッセンブリー工程が出来る機械、又は効率化から生まれる専用機の作成 他には、浸炭焼入れ炉で製品硬度を上げる事が出来る設備や、スチーム処理炉での皮膜処理 他にはバレル処理・真空含油処理等 ニーズに合わせた加工をすべて社内で一貫して行える数少ない会社だと自負しております。 そして、メッキや高周波、窒化処理などの、弊社の長い歴史の中、さまざまな分野も大阪のネットワーク・協力会社と連携が取れており、幅広い対応をさせて頂いております。
A.
金属の粉末(大きさ20μ~200μ)で部品を作る製法の事を指します。 個体粉末の集合体を金型で圧縮成型し、その塊を金属の融点よりも少し低い温度域 1000℃~1300℃で加熱する事によって、隣り合う原子同士が接合し空孔を含んだ 焼結体と呼ばれる物体になります。
A.
焼結金属は成型時に空孔を含み、軽量化が可能です。(鉄の密度:約7.9g/㎤に対して焼結密度:約6.9g/㎤) また、粉末材料を成形するため複雑成形品でも加工をせずに仕上ができます。 溶融金属を金型に流し入れる鋳造やプレス加工に比べてると素材ロスが少ない利点もあります。 その他にも金型に粉末金属やワックスなどの材料を加え、成形し易くし金型の摩耗を軽減。液体である溶融金属よりも成形形状の自由度が高いことがメリットです。
A.
鉄材を削り出して製品にする一般的な製法(ギヤ製品の歯切り等)に比べると 金型での成型になるので、加工費を抑えられる事とリードタイムの短縮も可能です。
A.
工作機械等でもよく耳にする、加工ベッドが鋳物製だと空孔が振動を吸収する利点があると言われていて、焼結金属も同じような作用が有ります。 また、焼結金属の空孔を利用して真空含油処理(真空状態で製品に油を染み込ませる)をした製品は熱が発生すると、油がシミ出てきてその油が潤滑作用し、冷めてくると空孔内に油が戻る性質も有ります。(無給油ブッシュ等)
A.
金属は塊状よりも粉状の方が価格が高くなる為、引抜き材又は鋳造や板金プレス加工よりも原料価格が高くなってしまう場合があります。 焼結化して2次加工がほとんど必要なければ、低コストとなりますが、形状によっては高コストになるデメリットも有ります。 焼結金属は、鉄粉と空孔の集合体になるので、鉄材加工品や鋳造品又はプレス加工品に比べて機械的性質が劣ります。 具体的な例では、焼結体の空孔がメモ用紙やコピー用紙等で有る切取り線の様な働きをする事が有ります、製品の形状によっては部分的に密度(強度)が異なる可能性も出てきます、このような懸念が発生する形状については、御見積時に打ち合わせをさせて頂き懸案は潰していく必要があります。